第6波も2月下旬から感染者が少し減少してきたように思われますが、依然として毎日3,000人ほど感染者が報告されています。
最近、感染症は消失したにもかかわらず、急性期から持続する症状や、あるいは経過の途中から新たに生じた症状に悩まされている患者さんが少なくないようです。

主な症状は倦怠感、息切れ、咳などが多いと報告されていますが、色々な症状が見られるようです。
以下に代表的な症状を記します。

・呼吸器症状
(息苦しさ、咳、痰、咽頭痛など)
・循環器症状
(労作時息切れ、起座呼吸、胸痛、動悸、倦怠感、手足がむくむ、手足が冷たい、夜間発作性呼吸困難、夜間頻尿、かがみこむと苦しい、失神した など)
・味覚・嗅覚症状
(においを感じない・弱い、においが違って感じる、味を感じない・弱い、食べ物がおいしくない、味が違って感じる、常に口の中が苦い・甘い など)
・精神・神経症状
(胸部痛、嘔気・嘔吐、倦怠感、不眠、易疲労感、意欲低下、集中力低下、判断力低下など)
・痛み
(頭痛、頸部痛、胸部痛、腰痛、下肢痛、筋・骨格痛、関節痛 など)

これらをCOVID-19罹患後症状(いわゆる”後遺症”あるいは”遷延症状”)と呼称するようです。

このような症状にお悩み・お困りの際には当院へご相談ください。

参考:厚生労働省 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント
福岡県新型コロナ感染症 後遺症診療相談窓口
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/covid19-ko-isyo.html