肥満外来(自由診療)について
現在、保険診療での肥満症治療は、一定の条件を満たす場合に限られ、
専門医療機関での長期間の生活習慣改善が必要となるなど、受診のハードルが高いのが現状です。
当院では、自由診療(保険外診療)による肥満外来を行っております。
●注意事項 (よくご確認ください)
肥満症診療ガイドライン2022準拠し、BMIや合併症などを総合的に判断し、医学的に肥満治療が必要と判断された方を対象としております。
- 美容・痩身のみを目的とした治療は行っておりません。
- BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m)²
肥満症について
肥満とは、脂肪組織が過剰に蓄積した状態を指します。特に腹部肥満(内臓脂肪の蓄積)は、糖尿病・高血圧・脂質異常症・脂肪肝などの生活習慣病の発症リスクを高めます。さらに、動脈硬化による脳・心血管疾患だけでなく、がんや認知症の発症にも関与することが報告されています。日本では BMI25以上 を「肥満」、BMI35以上※1 を「高度肥満」と判定します。また、「肥満症」とは単なる体重増加ではなく、肥満に加えて健康障害を伴う状態。
または内臓脂肪型肥満で将来的な合併症リスクが高い状態を指す、日本独自の疾患概念です。
※1:BMIはこちらのサイトで計算できます。
肥満に関連する主な健康障害
- 2型糖尿病などの耐糖能異常
- 脂質異常症
- 高血圧
- 高尿酸血症・痛風
- 冠動脈疾患
- 脳梗塞
- 非アルコール性脂肪性肝疾患
- 月経異常・女性不妊
- 睡眠時無呼吸症候群
- 変形性関節症などの運動器疾患
- 肥満関連腎臓病
まずはこのような方はご相談ください
- 健診で脂肪肝を指摘された
- 体重増加に悩んでいる
- 血圧・血糖・コレステロールが高い
- ダイエットをしても続かない
- 内臓脂肪が気になる
- 睡眠時無呼吸症候群を指摘された
当院の肥満外来の対象
以下の①を満たし、かつ②または③に該当する方を対象としております。
- ①高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれかを有し、食事・運動療法で十分な改善が得られなかった方
- ②BMI 27以上で、肥満に関連する健康障害(上述)を2つ以上有する方
- ③BMI 35以上の方
肥満症診療ガイドライン2022準拠
当院の肥満症治療の特徴
無理のない
減量と健康改善を目指します。
- 肝臓専門医・消化器病専門医による診療
- 脂肪肝・生活習慣病を含めた総合管理
- 食事(フォーミュラ食※2)・運動・薬物療法を組み合わせた治療
- 完全予約制で十分な説明時間を確保
- 継続しやすい通院体制により無理のない減量と健康改善を目指します。
※2:フォーミュラ食とは、必要な栄養素を確保しながら、糖質・脂質・カロリーを調整した栄養補助食品です。
※当院ではオベキュアをおすすめしています。
治療方法
当院では、まず食事療法・運動療法を基本とし、必要に応じて薬物療法を提案します。薬物療法は、持続性GIP/GLP-1受容体作動薬(ゼップバウンド)による治療を行っています。この薬は、消化管ホルモン(インクレチン)であるGIPおよびGLP-1の働きを利用し、食欲を抑え、満腹感を持続させることで体重減少をサポートする注射薬です。血糖値改善作用もあり、肥満に伴う生活習慣病改善も期待できます。
薬物療法(ゼップバウンド)治療効果と副作用
臨床試験では、約1年半の使用により体重の約13〜22%の減少が報告されています。※効果には個人差があります。
●主な副作用として
吐き気、便秘、下痢、食欲低下などの消化器症状がみられることがあります。国内外で使用実績のある薬剤ですが、副作用や注意点もあるため、医師の管理のもと慎重に治療を行います。
●注意事項
- BMIや健康状態によっては治療適応とならない場合があります
- 妊娠中・授乳中の方は治療できません
- 医師の判断により薬物療法を行わない場合があります
- 自由診療のため保険適用外です
- 定期的な通院・採血が必要となります
肥満外来の流れ
-
初診・カウンセリング
初診では十分な診察・説明時間を確保するため、
午後予約制 としております。- 体重の推移、生活習慣、既往歴、内服薬を確認
- 肥満の原因や背景疾患の有無を評価
- 身長・体重・BMI・腹囲測定
- 血液検査(血糖・脂質・肝機能・甲状腺機能など)
-
治療方針の決定
検査結果をもとに
- 食事療法(フォーミュラ食療法)
- 運動療法
- 必要に応じた薬物療法
ゼップバウンドを使用する場合は、
看護師が自己注射の方法を丁寧に説明します。 -
治療開始・継続フォロー
- 定期的な体重・体調チェック
- 副作用の確認
- 生活習慣の見直し
リバウンド予防も含め、長期的にサポートします。
肥満外来(自由診療)料金表
診察・検査別料金
(税別)
診察料・検査料
| 初診(初診料+血液検査込み) | 6,000円 |
|---|---|
| 再診(診察料) | 2,000円 |
| 採血 | 3,500円 |
- 採血は投与開始後1ヶ月後および3ヶ月後を目安に実施します。
- その後も医師の判断により適宜実施する場合があります。
(税別)
割引初診(カウンセリングのみの場合も含む)
| 割引初診(健診結果持参の場合) | 4,000円 |
|---|
- 2ヶ月以内の健康診断結果または他院での血液検査結果により、検査省略が可能と医師が判断した場合に適用されます。
- 血液検査項目が当院基準を満たさない場合は、追加検査を実施することがあります(別途費用)。
(税別)
薬剤料金(ゼップバウンド:週1回投与)
●投与方法
- 週1回、皮下注射(自己注射)
- 通常2.5mgから開始し、4週間ごとに増量
| 用量 2.5mg(1ヶ月分;4本) | 20,000円 |
|---|---|
| 用量 5mg(1ヶ月分;4本) | 30,000円 |
| 用量 7.5mg(1ヶ月分;4本) | 40,000円 |
| 用量 10mg(1ヶ月分;4本) | 50,000円 |
- 初回は注射指導を行います(薬剤費に含む)。
(税別)
フォーミュラ食料金(オベキュア® 1箱10袋入り)
| ミックス(ココア味・ストロベリー味 各3袋、ヨーグルト味・バナナ味 各2袋) | 6,800円 |
|---|---|
| ココア味(10袋) | 6,800円 |
- 採血は投与開始後1ヶ月後および3ヶ月後を目安に実施します。
- その後も医師の判断により適宜実施する場合があります。
注意事項
- 本治療は自由診療のため、全額自己負担となります。
- 診察料、検査費用、薬剤費はそれぞれ必要となります。
- 治療開始後の返金には原則対応できません。